「ドコモ光」と「ビッグローブ光」の違いとは?サービス・料金の比較まとめ

2017年10月6日

【この記事の所要時間:約 8 分】

「ドコモ光のプロバイダにBIGLOBEを利用」する場合と「ビッグローブ光」を利用した場合の料金・利用面における違いなどをまとめてみました。

目次

サービス面における相違点

まずドコモ光・ビッグローブ光、それぞれを利用する際のメリット・相違点について挙げてみます。

ドコモ光

ドコモ光を利用する場合の主なメリットと、利用にあたる申し込み方法・請求・オプションの扱いなどは下記のようになります。

 

主な特徴・メリット

ドコモ光は、ドコモの回線契約がある人を対象としたサービスです。そのため一番のポイントとなるのは、ドコモの携帯電話・スマートフォン・タブレットなどのパケットパックと併用するとセット割を適用できる点になります。

また工事費無料やdポイントプレゼントといったキャンペーンが随時実施されており、所定の適用条件を満たしている場合にはかなりお得にサービスを利用することができます。

なお、サービスの申し込みはドコモに対して行いますが、その際にプロバイダにBIGLOBEを指定すると、自動的にBIGLOBEの『 「ひかり」コース with ドコモ光』コースに契約となり、メールアドレスやホームページサービス、会員優待サービスなどBIGLOBEの会員サービスも利用することが可能になります。

 

申し込み・料金の請求

サービスの申し込みをするには、電話・Web・店頭(ドコモショップ)での手続きが可能です。また利用料金についてはドコモからの請求となり、ペアとなる携帯電話回線と一括して請求されます。

ただし、プロバイダにBIGLOBEを指定して同社が提供する有料のコンテンツサービスなどを利用する場合には、その分についてはBIGLOBEからの請求となります。

また、ドコモから直接提供されていないフレッツ光オプションを利用するにはNTT東日本もしくは西日本との契約が別途必要です。そして、その部分の支払いはNTTからの請求となります。

 

プロバイダ変更

フレッツ光から転用でドコモ光に契約すると、その後「フレッツ光に戻したい」と希望する場合は一旦解約後新規でフレッツ光に申し込みすることになりますが、プロバイダのみの変更であれば解約しなくても可能になります。

ただし、変更に際して事務手数料として3,000円がかかります。また変更後のプロバイダによっては料金プランが変更となり、タイプAからBへのプラン変更、またはタイプAから単独プランへの変更が必要です。

 

 

フレッツ光オプション

「ドコモ光電話」「ドコモ光テレビオプション」といった名称でひかり電話・フレッツ・テレビに相当するサービスが提供されています。

新規・転用ともにインターネットとの同時申込が可能です。もしくはすでにサービスを利用中という場合は、ドコモインフォメーションセンター・ドコモショップ・量販店で申込が可能となっています。

またNTT西日本のセキュリテイ対策ツールも提供されるため、転用時には継続して利用することができます。

 

 

ポイントサービス

ドコモ光を契約しているペア回線が「dポイントクラブ」の会員の場合には、ドコモ光の月額料金がポイント付与の対象となり、利用金額に応じて「dポイント」を貯めることができます。

ポイントの進呈率は会員のステージによって異なりますが、レギュラーからシルバー会員は1,000円につき10ポイント、ゴールド会員では1,000円につき100ポイントを貯めることができます。

 

ビッグローブ光

ビッグローブ光を利用する場合の主なメリットと、利用にあたる申し込み方法・請求・オプションの扱いなどは下記のとおりです。

 

主な特徴・メリット

ビッグローブ光は、老舗プロバイダのBIGLOBEが提供するサービスです。プロバイダとセットになったインターネットサービスの利用と併せて、同社の提供する優待サービスやコンテンツサービスなどを利用することが可能になります。

またMAP-E機能を搭載したWi-FiルーターやIPoE接続の利用が可能な「プレミアムサービス」(有料)が提供されており、利用することでインターネットの速度低下改善を図ることができます。

(ただし、プレミアムサービスはフレッツ光やドコモ光に対応した接続サービスでも申し込みが可能です)

 

申し込み手続き・料金の請求

ビッグローブ光の申し込み方法は、電話もしくはWebからとなります。

料金の支払いについては、光回線・プロバイダ・同社の有料コンテンツなどを含めて支払いをBIGLOBEで一本化することができます。

ただし、ビッグローブから提供されていないフレッツ光オプションを利用するにはNTT東日本もしくは西日本との契約が別途必要です。またその部分の支払いはNTTからの請求となります。

 

プロバイダ変更

ビッグローブ光はプロバイダと光回線がセットになっているため、契約後プロバイダのみの変更はできません。

もし他の光コラボ事業者への変更やフレッツ光に戻して他のプロバイダを利用するという場合には、ビッグローブ光を解約する必要があります。

(ただし、サービスは2年もしくは3年契約となっているため、解約するタイミングによっては所定の違約金が発生します)

 

フレッツ光オプション

ビッグローブ光は、ドコモ光と同じように「ビッグローブ光電話」や「ビッグローブ光テレビ」といったひかり電話・フレッツ・テレビに相当するサービスを提供しています。

転用時には、NTT東西のひかり電話やフレッツ・テレビの契約を引き継ぐことが可能です。またNTT西日本のセキュリテイ対策ツールも提供されるため、転用契約の場合は継続利用することが可能となります。

 

ポイントサービス

会員向けのポイントサービスとして「Gポイント」を利用することができるようになっています。BIGLOBEの利用料金に応じたポイントを獲得することができるほか、Gポイント提携ショップでの買いものなどを通じてポイントを貯めることも可能です。

業界最安値の光コラボレーションサービス

enひかりは、マンションタイプ3,520円(税込み)、戸建てタイプ4,620円(税込み)と業界最安値の光コラボレーションサービスです。公式サイトは以下から参照いただけます。

そして貯まったポイントは、インターネット料金の支払いに充当するもしくはマイルなどの他サービスのポイントに交換するなどして使うことができます。

 

料金面での比較

次に、初期費用およびドコモ光で2年定期契約、またビッグローブ光3年コースを利用した場合の月額料金比較は以下のようになります。

(このページに記載している金額はすべて税抜きで表記しています)

 

サービス利用にかかる主な費用・料金

まず、それぞれのサービス利用にかかる費用と料金は以下のようになります。

初期費用

契約事務手数料 工事費
ドコモ光 3,000円 0円~18,000円
ビッグローブ光 3,000円 0円~30,000円

新規で申し込みする場合には、キャンペーンで「工事費無料」もしくは「月々の分割支払い分から割引」になる特典を適用して、実質的に無料となる場合があります。

ただし工事費が月々の支払いから値引きされる場合は、サービスを継続すると実質的に工事費が無料となりますが、支払期間中にサービスを解約などすると、割引が受けられなくなり残債を一括で支払うことになります。

 

 

月額料金・契約期間中に解約時した場合の違約金

ドコモ光 2年契約 ビッグローブ光 3年コース
月額料金 戸建 5,200円 4,980円
マンション 4,000円 3,980円
違約金 戸建 13,000円 20,000円
マンション 8,000円

 なお、サービス利用時の料金は上記のようになりますが、それぞれのサービスは、利用状況に応じて割引を受けることが可能になっているため、実際の利用料金は上記よりも割安になる可能性があります。

ドコモ光の場合は、携帯電話とインターネットの契約をまとめることで、月々500円~3,000円の割引を受けることができるセット割が提供されています。割引額は携帯電話の料金プランに応じて異なり、単身向けのデータパックよりも家族で複数回線をシェアするシェアパックの契約の方が大きく、また容量が大きいほどお得となっています。

またビッグローブ光を利用する場合は、auの携帯電話、BIGLOBEの格安SIMサービス(BIGLOBEモバイル)や電力サービスとのセット割が提供されているので、それらのサービスを併用すると毎月の利用料金がお得になります。

 

 

料金面における違いと比較するポイント

ドコモ光・ビッグローブ光の利用にかかる費用や料金を比較してみると、まず月額金額を見るとビッグローブ光のほうが割安となりますが、契約期間(縛りの期間)が長く違約金の金額も高めであること、初期費用が割高になっていることに注意が必要です。

また、実際にかかってくる初期費用や月額料金は、セット割やキャンペーンの適用によって大きく変わってくる可能性があります。個々の状況や申し込みする時期などに応じて変わってくるため、それを含めた上でどちらが割安になるのかを比較する必要があります。

 

まとめ

ドコモ光(プラスBIGLOBE『 「ひかり」コース with ドコモ光』)とビッグローブ光では、基本的なサービス仕様には大きな違いはありませんが、ドコモ光ではプロバイダの変更ができることや店頭での申込み手続きやサポートがある点で柔軟性が高いといえます。

料金面でみると基本的な月額料金はさほど差がありませんが、モバイルの契約内容などによって月額料金に差が出てくるため、個々の利用状況に応じてどちらが適しているかを考える必要があります。

ドコモ光の場合はペアとなる携帯電話の契約プランによっては月額料金を大きく抑えることができる可能性がありますが、ビッグローブ光であれば携帯電話以外に電力サービスと併用することで料金を抑えることが可能です。それぞれの生活スタイルに併せて利用するサービスを考えると良さそうです。

業界最安値の光コラボレーションサービス

enひかりは、マンションタイプ3,520円(税込み)、戸建てタイプ4,620円(税込み)と業界最安値の光コラボレーションサービスです。公式サイトは以下から参照いただけます。