【フレッツ光・オプション】転用後の扱い・注意点に関するまとめ

2018年2月25日

【この記事の所要時間:約 11 分】

ひかり電話やフレッツ・テレビなど、フレッツ光は光回線と併せてさまざまなオプションを利用できるようになっています。

実際にそれらのいくつかに契約して利用しているケースは多いと思われますが、たとえば「フレッツ光から光コラボに転用する」という場合には、それらのオプションが転用後どのような扱いになるのかと疑問に思うことがあるかもしれません。

ここでは、そうしたフレッツ光のサービスについて転用後の扱いや注意点をまとめてみました。

目次

フレッツ光で利用可能なサービス

それでは、まずフレッツ光を契約している場合に光回線と併せて利用することができるサービスにはどのようなものがあるかを以下に挙げいきます。

(NTT以外が提供するサービスも含みます)

NTT東日本 NTT西日本
ひかり電話
フレッツ・テレビ
U-NEXT
ひかりTV
Hulu
フレッツ・スポット(新規受付終了)
フレッツ・ミルエネ
リモートサポートサービス
フレッツ・ウイルスクリア
フレッツ・あずけ~る
フレッツ・あずけ~るPROプラ
なおせ~る
24時間出張オプション
フレッツ・まとめて支払い
フレッツおでかけパック
光iフレーム2(サービス終了)
フレッツ光モバイルパック
セットアップサービス
訪問サポートサービス
@ビリング
フレッツ・マーケット
ソフト配信プラットフォーム
光☆DUETTO
NTTグループカード
050IP電話対応機器
フレッツ・セッションプラス
フレッツ・VPNワイド
フレッツ・VPNゲート
電報
フレッツ光メンバーズクラブ
光ステーション
ホームゲートウェイ 無線LANカード
ホームゲートウェイ
ひかり電話
光だんらんテレビ
フレッツ・テレビ
ひかりTV
Hulu
U-NEXT
光BOX+
リモートサポートサービス
セットアップサービス
訪問サポートサービス
ひかり機器保証
セキュリティ対策ツール
セキュリティ機器見張り番
セキュリティ機能まるごとWebフィルター
思い出アルバム on フレッツ(サービス終了)
フレッツ・あずけ~る
フレッツ・セッションプラス
フレッツ・プラス
フレッツ de ALSOK(サービス終了)
フレッツ・v6アプリ
ホームゲートウェイ
ゆるコミ
iRemocon for フレッツ
フレッツ光モバイルパックLTE
フレッツスポット(新規受付終了)
光ポータブルLTE
ホームゲートウェイ 無線LANカード
ソフト使い放題 on フレッツ
スカパー!
CLUB NTT-West
フレッツ・セッションプラス
フレッツ・VPNワイド
フレッツ・VPNゲート
フレッツ・まとめて支払い

NTT東日本・西日本とも、上記のようにインターネットを活用した多くのサービスが用意されているため、いずれかのオプションを利用しているケースが多いかと思われます。

それでは転用後にはこれらのオプションがどのような扱いになるのか、以下に具体的に説明していきます。

 

転用後の扱い

上記一覧に挙げたサービスが転用後にはどのような扱いになるかというと、そのサービスごとに次の4つのパターンに分けられます。

  1. 光コラボレーション事業者のサービスとして提供される
  2. 引き続きNTTから提供される(NTTとの契約を継続することで利用可能)
  3. 転用に伴い利用できなくなる
  4. 状況によっては継続利用が可能だが一部機能が制限される

では、それぞれのパターンについて以下に詳しく見ていきます。

 

光コラボレーション事業者から提供されるオプションサービス

まず転用後に「光コラボレーション事業者のサービス」として提供されるオプションには、下記のものがあります。

  • ひかり電話
  • フレッツ・テレビ
  • リモートサポートサービス
  • ホームゲートウェイ
  • ホームゲートウェイ無線LANカード
  • フレッツv6オプション

ただしこれらは事業者から提供されるといっても「光コラボレーション事業者から提供することが可能なオプション」という扱いになっていて、どの事業者も必ずこれらのサービスを提供している訳ではありません。

ですので、事業者からこれらのサービスが提供されていない場合には、それまで通りにNTTとの契約を継続して利用することになります。

(逆にいうと、光コラボレーション事業者でこれらのオプションに相当するサービスが提供されている場合には、NTTと該当するオプション契約を継続することはできないということになります)

また、光コラボレーション事業者からサービスが直接提供されるようになることで変わる点としては、「サービス名称が変わる」また「(ほとんどのケースで同一となるが)事業者によっては利用料金が異なることがある」といったことが挙げられます。

たとえば、主な光コラボレーション事業者で提供しているサービスを一部挙げると、以下のようになります。

サービス名 ひかり電話 フレッツ・テレビ
ドコモ光 ドコモ光電話 500円 ドコモ光
テレビオプション
660円
ビッグローブ光 ビッグローブ 光電話 500円 ビッグローブ
光テレビ
660円
So-net 光 コラボレーション So-net 光 コラボ電話 500円 So-net 光
コラボテレビ
660円

なお、フレッツ光でこれらのオプションを利用している場合には「ユーザーからの解約申し出がない限りそのまま光コラボレーション事業者に契約が引き継がれる」もしくは「NTTとの契約を継続できる」ようになっているため、基本的には転用にあたって何らかの手続きをする必要はありません。

 

転用に伴い使用できなくなるオプション

では、次に転用に伴って利用できなくなるフレッツ光オプションについて見ていきます。

光コラボレーション事業者に転用後利用できなくなるサービスには以下のようなものがあります。

NTT東日本 NTT西日本
フレッツ・まとめて支払い
フレッツ・マーケット
ソフト配信プラットフォーム
フレッツ・VPNワイド
フレッツ・ソフト配信サービス
フレッツ光メンバーズクラブ
iRemocon for フレッツ
ソフト使い放題 on フレッツ
フレッツ・まとめて支払い

まず、NTT東日本の「フレッツ光メンバーズクラブ」については転用日をもって利用できなくなります。そのため、ポイントが貯まっている場合には転用日の前日までに交換しておく必要があります。

また「フレッツ・まとめて支払い」を利用している場合、「パスポートID」は自動的に削除され解約となります。そして、それによって支払いに利用しているサービスの解約金が発生する場合があることにあらかじめ注意が必要です。

業界最安値の光コラボレーションサービス

enひかりは、マンションタイプ3,520円(税込み)、戸建てタイプ4,620円(税込み)と業界最安値の光コラボレーションサービスです。公式サイトは以下から参照いただけます。

「iRemocon for フレッツ」も同様に転用後は解約となり、契約期間によっては解約金が発生する場合があります。(「iRemocon for フレッツ」の最低利用期間は2年間とされています)

 

状況により継続利用が可能または一部機能が制限されるサービス

次に、光コラボレーションへ転用後「状況によっては継続利用できるオプション」また「一部の機能(サービス)が制限されるオプション」について見ていきます。

 

セキュリティ対策ツール

NTT西日本で標準装備されているセキュリティ対策ツールは、転用後の事業者によって利用可否が変わります。そのため、利用可能かどうかは契約する事業者に確認する必要があります。

もし転用後に利用できなくなる場合には、自身で別にセキュリティソフトを用意することもできますが、「NTT西日本が提供する『セキュリティ機能ライセンス・プラスに申し込む」、もしくは「光コラボレーション事業者が提供する他のセキュリティサービスに申し込む」といったことが可能です。

なお、転用前の時点で「セキュリティ機能ライセンス・プラス」を契約して複数のライセンスを使用している場合は、転用に伴ってその中の一つが使用できなくなります

この場合「保持しているけれど使用していないライセンスがある」という場合には、転用に伴ってそのライセンスが使用できなくなりますが、すべて使用しているという場合には「最初に発行されたライセンス」が使用できなくなることに注意しておくと良さそうです。

 

 

フレッツ・あずけ~る

NTT東日本から提供されているストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」については、継続利用することが可能ではありますが、転用にあたり利用できる容量が少なくなる場合があります。

(なお、NTT西日本でも同オプションが提供されていますが、ここでは東日本に契約をしている場合についての説明になります)

ではどういう場合に減少するかというと、まず「フレッツ・あずけ~る」は、「フレッツ光メンバーズクラブの会員」「リモートサポートサービス」「オフィスまるごとサポート(ITサポート)」のいずれかを契約している人を対象にした5GB~100GBの増量特典があります。

ただし転用に伴い上記の条件から外れるとこの特典が終了することになるため、増量されていた容量が減少します。

そして、その際にストレージに保存されているデータが残容量を超える場合は、利用できる容量以下になるまで削除されることになるため注意しておく必要があります。

(データは翌月末までは保持されますが、その後予告なしに保存日時の古い順から削除されます)

ただし、転用後にも引き続き「リモートサポートサービス」「オフィスまるごとサポート(ITサポート)」をNTT東日本と契約して利用する場合には、転用後も増量特典(追加容量)が継続されるためデータが削除される心配はありません。

 

光ステーション

NTT東日本の「光ステーション」はサービスに対応したプロバイダとの契約が必要とされています。

そのため転用にあたってプロバイダの変更があると使用できなくなる場合があります。

 

CLUB NTT-West

NTT西日本の会員サービス「CLUB NTT-West」は会員ランクがいくつか用意されていますが、「ゴールド会員」から「光ウィズ会員」というランクに移行することでポイントの利用など一部の会員特典を利用することが可能になります。

この「光ウィズ会員」に移行するためには、「光コラボレーション事業者との契約」に加えて、「所定の付加サービスの中から1サービス以上をNTT西日本と契約する」「メールマガジンの配信を希望する」という条件を満たす必要があります。

なお、光ウィズ会員に該当しない場合には転用日をもって「CLUB NTT-West」は退会となり、ポイントの利用ができなくなるため前日までに交換しておく必要があります。

 

 

フレッツ光から提供されるオプション

上記に挙げたオプション以外は、転用後も引き続きNTTとの契約を継続して利用することが可能となります。

(ただし、ひかりTVなどサービスの提供元自体がNTTではない場合には提供元との契約が必要になります)

 

ひかり電話における注意点

ここまではフレッツ光で利用可能なサービスの転用後の扱いについて見てきましたが、次に「ひかり電話を光コラボレーション事業者に転用して利用する」場合に注意したい点について説明していきます。

 

ひかり電話利用時に注意したい点

フレッツ光と併せてひかり電話している場合に、転用に伴って以下のことに注意しておく必要があります。

  1. 「ひかり電話A(エース)」の無料通話は繰り越しできない
  2. 「安心プラン」「もっと安心プラン」「テレビ電話チョイス定額」「付加サービスセット割引」は料金プラン・サービスの変更もしくは解約が必要

それでは、この注意点について以下により細かく見ていきます。

 

「ひかり電話A(エース)」の無料通話は繰り越しできない

ひかり電話には、「基本プラン」「ひかり電話A」「安心プラン」「もっと安心プラン」といった4つの月額料金プランがあります。

この中の「ひかり電話A(エース)」は、「480円分の無料通話」や「ナンバー・ディスプレイなどの付加サービス」が含まれるプランとなってます。

通常であれば無料通話分は翌月まで繰り越し可能とされていますが、転用する際には繰り越し分は引き継ぎができないことに注意が必要です。

 

料金プラン・付加サービスなどの変更や解約が必要な場合がある

ひかり電話の「安心プラン」「もっと安心プラン」「テレビ電話チョイス定額」といったプランや付加サービスは光コラボレーションへ転用することができないようになっています。

そのため、まず「安心プラン」「もっと安心プラン」を利用している場合には、転用の手続き前に契約プランを「基本プラン」または「ひかり電話A(エース)」へ変更する必要があります。

(ただし事業者によっては、事業者の提供するひかり電話の基本プランに相当するプランへ転用時に変更されることもあるようです)

また、ひかり電話の付加サービス「テレビ電話チョイス定額」についても転用の手続き前に解約する必要があります。

(そのため転用後光コラボレーション事業者の提供するひかり電話サービスでテレビ電話を利用する場合はすべて従量課金となります)

また「付加サービスセット割引」が適用されている場合、光コラボレーション事業者では割引が利用できないため解約となることに注意が必要です。

 

まとめ

上記の通り、フレッツ光のオプションは光コラボレーション事業者に転用した後もほとんどが継続して利用することが可能です。

また転用時に特に手続きが必要ないものが多いため、ほとんど手間をかけることなく利用することができます。

ただし、「転用に伴って利用できなくなるオプションもある」ことや「ストレージに保存したデータの消失」「利用しているサービスの解約金が発生する場合がある」といったように事前に注意しておいた方が良い点もあります。

もし何らかの解約金が発生するという場合には契約の時期を見直すなどの必要性も出てくるので、契約しているオプションを把握しておき早めに対処しておくと良いかと思います。

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