ドコモ光のペア回線を設定・変更する方法・利用条件・解約時に注意したいこと
【この記事の所要時間:約 6 分】
NTTドコモの携帯電話回線契約がある場合には、その回線契約をドコモ光の「ペア回線」として設定することができます。
そして、「ペア回線」を設定すると「パケットパックとのセット割を受けることができる」などメリットとなる点がいくつかあり、「これからドコモ光の利用を考えている」もしくは「すでにドコモ光を利用している」という人には、ペア回線の設定を前提としていることがほとんどかと思います。
といっても、中には「ペア回線を変更もしくは解約したい」「ペア回線を設定せずに使っているがこれからペア回線を設定したい」などのケースもあるかと思いますので、この記事ではペア回線の設定に必要な条件や手続き、またペア回線を解除するにあたって注意したい点などをまとめました。
目次
ペア回線の利用条件と設定・変更方法
それでは、まず「ペア回線とは何か」「ペア回線を利用する場合に必要な条件や設定方法」また「ペア回線を設定せずにドコモ光を利用する方法」について説明していきます。
ペア回線とは
まず、ペア回線とは何を指すかというと、「ドコモ光の契約と対になる携帯電話回線として設定しているドコモの(スマートフォンなどの)回線契約」のことをいいます。
ペア回線を設定すると、具体的には以下のようなことが可能になります。
- ドコモ光の利用料金を携帯電話回線の料金と一括で支払える
- 携帯電話回線の本人確認でドコモ光の申し込みが可能
- パケットパックとのセット割の対象となる
- パソコン・スマートフォンなどを経由して「My docomo」から料金の内訳などを確認することができる
つまり、ペア回線を設定すると、ペア回線を設定しない場合と比べ「パケットパックとの割引が適用になる」という料金的なメリットに加えて、「ドコモ光の申し込みにあたって支払いに関する手続きを別に行う必要がない」「料金の確認や支払いがしやすくなる」などのメリットがあるということになります。
利用条件
次に利用条件ですが、まずペア回線はドコモ光1契約に付き1回線まで設定が可能とされています。
また、設定するにはペア回線が「ドコモ光と同一名義」で「Xi・FOMAの対象料金プランに契約している」必要があります。
さらに、フレッツ光から転用する場合には「フレッツ光とドコモ光の名義が同じ」であることも必要です。
ペア回線の設定・変更方法
またペア回線の設定についてですが、ドコモ光の申し込み時にペア回線を設定するという場合には、携帯電話回線の「電話番号」「ネットワーク暗証番号」などで本人確認を行い手続きを進めることができます。
もしくは、「すでにドコモ光を利用中の段階でペア回線を設定する」という場合や「設定したペア回線を変更したい」場合には、ドコモショップまたはインフォメーションセンターに直接問い合わせる必要があります。
ペア回線を設定しない場合
携帯電話回線の契約をしていないなどの理由で「ペア回線を設定せずにドコモ光を利用する」というケースにおいては、ドコモ光の申し込みにあたって本人確認書類(運転免許証など)や、新たに支払い方法を設定するためのクレジットカードもしくはキャッシュカード(または通帳と印鑑)が必要になります。
また、(パソコンでの)ドコモ光の支払金額確認やdポイントの付与などを行うには、「dアカウント(ドコモの回線をお持ちでない方用)」と「ドコモ光のdアカウント」登録をする必要があります。
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ペア回線解約時の注意点
では次に、「ペア回線の契約を解約する」「ドコモ光のペア回線(携帯電話回線契約)とドコモ光を両方とも解約する」場合に注意したい点について説明していきます。
ペア回線の契約を解約する場合
まず、「ペア回線を何らかの理由で解約するけれどドコモ光の契約は継続する」というケースについて見ていきます。
もしペア回線を解約する必要があるという場合に注意したい点としては、以下のようなことがあります。
割引の適用がなくなる
ペア回線となっている携帯電話を解約してドコモ光の契約を残す場合は、セット割の対象とならなくなるため、ドコモ光とのセット割が解除されることになります。
支払い情報を登録する必要がある
ドコモ光のペア回線を設定しているとドコモ光の利用料金はペア回線と合算して請求されますが、そのペア回線を解除すると携帯電話との一括請求ができなくなるため、新たに支払い方法を登録する必要があります。
dアカウントの登録
ペア回線を解約後、ドコモ光の支払金額確認やdポイントの付与などを行うには、ドコモ光のdアカウントを登録する必要があります。
もし登録をしない場合にはポイント付与の対象外となるため注意が必要です。
ドコモ光とペア回線を解約する場合
また「ドコモ光・ペア回線の両方を同時に解約する」ことを考えている場合には、以下の点に注意が必要です。
違約金の発生
同じタイミングで申し込みをしたドコモ光とペア回線を同時に解約する場合には、ドコモ光と携帯電話の何れかの違約金がかかる可能性があります。
ドコモ光と携帯電話契約はともに「25ヶ月目と26ヶ月目(満了月の翌月と翌々月)が更新月」とされていますが、「ドコモ光と携帯電話の更新月は別の扱い」となっていて、仮にどちらも同じタイミングで申し込んだとしても契約更新月はドコモ光とペア回線で異なる場合があります。
たとえば携帯電話とドコモ光を同時に申し込んでいれば契約更新月は両方とも同じになるように思うかもしれませんが、ドコモ光は申し込んでからすぐに利用開始となる訳ではないため、必ずしも契約更新月が同じになるとは限りません。
そのため、携帯電話の更新月に合わせて解約手続きをしたとしても、実際に「ドコモ光と携帯電話の更新月が違う」という場合には、ドコモ光の違約金が発生する可能性があります。
解約を考える場合には、事前にMy docomoなどで両方の更新月がいつになるのかを確認した上で適度なタイミングを考えると良いかもしれません。
なお、携帯電話で対象の料金プランを利用している場合、携帯回線を違約金がかからずに解約できる「フリーコース」へ更新期間中に申し込むことができます。フリーコースに申し込んだ場合は、それ以降違約金なしに解約が可能になるとされています。
まとめ
ドコモ光の利用には、ペア回線を設定することで料金の割引や一括支払いなどが可能になり、「単独で利用するよりも料金面でお得になる」「手続きが簡素化する」などの点がメリットとなります。
そのため基本的にはペア回線を設定して利用するケースがほとんどかとは思われますが、ドコモ光はペア回線なしでも利用すること自体は可能です。
ただその場合には、割引の対象外となることや支払いなどの手続きが必要になることにあらかじめ留意しておくと良さそうです。