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自宅の固定回線に光回線を使用することを選ぶ人は多いかと思いますが、インターネットを利用する用途や目的、利用期間、選ぶ上で重視したい点などは個々のケースによって異なります。
そのため、これから使う回線を選ぶという場合には、それらの点を踏まえて検討することになりますが、数多くあるサービスの中からどのサービスを選ぶのが良いか判断しにくいところがあるかもしれません。
現在では光コラボと呼ばれるサービスは数百もあり、もともとは同じフレッツ光を利用したものではありますが、サービス内容や月々かかる料金、割引サービス、違約金の有無などそれぞれ違いがあります。
そこで、この記事では多くのサービスから自分にあった光コラボの選び方をいくつかのケース別にまとめてみました。
ケース別での光コラボの選び方
それでは、光コラボの選び方、選ぶ上でのポイントをいくつかのケースに分けて説明していきます。
とにかく月額料金を安くしたい場合
光コラボは、ほとんどの場合フレッツ光よりも月額料金が安く設定され、割安な金額でインターネットを利用できるようになっています。
また、事業者によっては「モバイル・電力など他サービスとのセット割」「2年~3年間の定期契約による割引」「始めの2年間のみ月額料金が割引になる特典」といったものを利用して基本料金をさらに割安することができる場合もあります。
そのため、「基本料金の金額がいくらか」ということと「そうしたセット割などのサービスで割引を適用することができるかどうか」で実際に支払う料金が異なるため、それらの点に注意してサービスを選ぶ必要があります。
ただし、一見して利用料金が安くても、最低利用期間や契約期間が3年間と長めの設定になっている場合には、短期間で解約して違約金を支払うことになると総合的には割高になってしまう可能性があることに注意が必要です。
ちなみに、セット割の適用を希望する場合には、ケースに応じてたとえば以下のようなサービスを利用することが可能です。
格安SIMを使用している場合
光コラボを提供している事業者には格安SIMをあわせて提供していることが多く、そしてそうした事業者はほとんどの場合SIMとインターネットのセット割を提供しています。
そのため、「格安SIMを利用している」もしくは「これから利用を考えている」という場合には、SIMとインターネット両方のサービスを同じ事業者でまとめることで、セット割により毎月数百円の割引を受けることができる可能性があります。
なお、セット割は条件を満たせば自動的に適用される場合もありますが、中には申し込みをしなければ適用されない場合もあることに注意が必要です。
光コラボと携帯電話キャリア・格安SIMのセット割 比較まとめ
光コラボ 事業者14社の【料金・セット割・違約金比較一覧】
携帯キャリアのスマートフォンを利用している場合
また格安SIM以外に、携帯電話キャリア(NTTドコモ・SoftBank・au)を利用している場合もインターネットとのセット割を利用することができます。
たとえば「ドコモ光」「SoftBank光」といったサービスを利用する、もしくは「auセット割」「auスマートバリュー」に対応した光コラボを利用して割引を適用することで、携帯電話料金やインターネットの料金の割引を受けることができるようになります。
「ドコモ光」のサービス特徴・利用料金・セット割などのまとめ
「SoftBank光」のサービス特徴・利用料金・携帯電話とのセット割などのまとめ
「auセット割」特徴・適用条件などのまとめ
特定の電力サービスを利用している場合
大手プロバイダの提供する光コラボには、所定の電力とのセット割(または電気・ガスとのトリプル割)を利用することができる場合があります。
適用するには条件もありますが、インターネットとのセット割を適用することで毎月数百円の割引を受けることができお得になります。
初期費用を抑えたい場合
次に、利用開始にかかる事務手数料や工事費といった初期費用を抑えたい場合ですが、初期費用は事業者や申し込む時期によって扱いが大きく異なります。
転用は基本的に工事費がかからないため初期費用は手数料のみの場合が多く、新規契約は工事費がかかるため初期費用が高額になりますが、時期や事業者によってはキャンペーンや特典で「新規開通工事費無料」「契約事務手数料無料」「工事費実質無料」になる場合があります。
また、「キャッシュバック」「商品券プレゼント」「ポイントプレゼント」といったもので実質的に還元される場合もあるため、これらの特典が得られるサービスを選ぶようにするとお得といえます。
利用期間の縛りがないサービスを選びたい場合
光コラボは一般的に「最低利用期間が決まっている」もしくは「2~3年間の定期契約になっている」ことが多いです。
この場合には最低利用期間内、もしくは定期契約期間中に解約すると違約金が発生するため、解約するタイミングがかなり限られてしまいますが、中にはそうした縛りのないサービスもあります。
たとえば「エキサイト光」「ぷらら光」といった事業者であれば、もともと最低利用期間の縛りがなく、それでいて月額料金も割安な料金に設定されています。
利用期間の縛りを受けたくない場合には、そうしたサービスを選ぶようにするか、もしくは月額料金が割高にはなりますが、定期契約の有り・無しを選べようになっているサービスで「あえて定期契約なしの契約にする」ことで解約するタイミングを気にせずに利用することが可能になります。
ひかり電話をよく利用する場合
インターネットとあわせてひかり電話をするケースも多いかと思いますが、電話をよく使うという場合には、ひかり電話の通話料や基本料金が安く設定されている事業者を選ぶことでお得に利用することができます。
もしくは「ひかり電話は利用したいけれどインターネットはそれほど使用しない」という場合には、2段階定額制のサービスを選ぶと毎月のインターネット料金を抑えることができる可能性があります。
「ひかり電話」の特徴とメリット・デメリット・加入電話との違いなどのまとめ
2段階定額サービスに転用・新規契約する場合のポイントまとめ
まとめ
以上、ケース別の光コラボの選び方について説明しました。
光コラボは事業者の数が多いことに加えて、そのサービスごとに月額料金や利用期間の縛りの有無、サービス内容などが異なります。
そのためある意味選びにくいところもありますが、用途や希望することがはっきりとしている場合には、それに合った事業者を選ぶことで満足度の高い利用ができる可能性もあります。
複数のサービスを比較しながら自分の希望に近いものをピックアップしてサービスを検討してみると良いかと思います。