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光コラボとWiMAX 特徴・メリット・デメリットの比較

【この記事の所要時間:約 6 分】

最近では、固定回線の代わりにWiMAXの回線を使用するという人も増えてきています。

WiMAXは場所を選ばず使用することができるなど光回線と比べ自由な使い方が可能ながらも普段使いには十分な実行速度が出るため、固定回線としての利用に着眼する人も多いようです。

といっても、光回線・WiMAXどちらにもメリット・デメリットがあり、実際にどちらを使う方が良いかというのはインターネットを利用する目的や使い方によって変わってきます。

そこで、この記事では、光コラボ・WiMAXそれぞれの特徴やメリット・デメリットを挙げ、そこから光コラボを利用するにはどんな人が向いているのかについて説明していきます。

 

光コラボ・WiMAXそれぞれのサービス特徴

それでは、まずは光コラボレーション事業者の提供するサービスとWiMAX(WiMAX2+)について、それぞれの特徴とメリット・デメリットとなる点を挙げていきます。

 

光コラボの特徴

まず、光コラボを利用する場合の特徴としては以下のようなことが挙げられます。

  • 使用場所は自宅のみとなるが、比較的安定した通信が可能
  • ひかり電話をはじめさまざまなオプションを付加することができる
  • 新規契約での利用には工事や接続設定が必要(場合によっては工事の立ち会いや日程調整が必要となる)
  • 工事を実施した場合には工事費用がかかる
  • 申し込んでから実際に利用を開始するまでに時間がかかる
  • 使用場所を変更するには移転工事が必要
  • 東日本・西日本エリアをまたぐ引っ越しをすると解約扱いとなり新規工事が必要な場合がある
  • 引越しに伴ってインターネットが利用できない期間が発生する
  • 事業者によって契約期間や最低利用期間が異なる(縛りがなく違約金なしで解約できる事業者もあるが、2年~3年間の定期契約で所定の時期以外に解約すると違約金が発生する場合が多い)
  • 事業者により通信規制を行っている場合がある

 

 

WiMAX2+(ギガ放題)の特徴

  • モバイル通信ではあるが普段使いにほぼ支障のない実行速度が出る
  • 自宅をメインに利用する場合には、「据え置き型のルーターを利用する」「クレードルを使ってパソコンと有線で接続する」ことで安定的な通信が可能
  • ルーターを持参すれば自宅だけでなく外出先でも使用することができる
  • 工事や設定をする必要がない
  • プロバイダによるが早ければ申し込みの翌日には端末を受け取ることができる場合がある
  • 端末が届いた日からすぐに利用を始められる
  • 直近3日間で10GB以上の通信を利用すると速度制限がかかる
  • 2年間の定期契約となり、更新月以外に解約をすると違約金が発生する(9,500円~19,000円)
  • 引越しをする場合でも工事の必要がなく、空白期間なしにインターネットを利用することができる

 

光コラボ・WiMAXのメリット・デメリット

次に、上記に挙げた特徴から光コラボ・WiMAXの両者を比較した場合のそれぞれのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

 

光コラボのメリット・デメリット

  • 自宅内での安定した通信が可能
  • ひかり電話を使って電話料金を抑えることができる
  • NTT東日本・西日本が提供しているさまざまなフレッツ光オプションを契約して利用することができる
  • 利用開始する時や引っ越しをする時に工事が必要となる。つまり工事費が発生し、場合によっては日程調整や工事の立ち会いが必要なため時間と手間がかかる
  • 申し込んでから利用できるようになるまでに時間がかかる

 

WiMAXのメリット・デメリット

  • 面倒な立会工事や日程調整が不要
  • 申し込みから短期間で利用を開始することができる
  • エリア内であればルーターを持参することで場所を選ばずに利用することができる
  • 引っ越しをしたとしても工事の必要がなく、そのまま継続して利用することができる
  • 利用するにあたって初期費用・月額料金のみの維持費で済む
  • 大容量の通信をすると速度制限がかかる

 

光コラボの利用に適したケース

上記のように、光コラボとWiMAXでは「工事の有無」「利用できる場所」など、それぞれの特徴には異なる点が多いです。

そのため、用途や使い方によってどちらのほうが良いかという判断基準は変わってきますが、ここでは光コラボを自宅の固定回線として利用するのに適したケースについて説明します。

 

ファミリー世帯

もし一人暮らしでWiMAXを利用するという場合には、「自宅にいる時はパソコンやタブレットと接続して通信する」「外出先ではスマートフォンと接続する」といった使い方をすることができます。

一方で家族と同居している場合には、一人が外出していても家にいる誰かがインターネットを使う場合もあり、必然的に使い方が限られることになります。

また、利用する通信量も総じて多くと思われるためWiMAXを利用するメリットは低いといえます。

そのため、ファミリー世帯には、速度制限がなく比較的安定した通信が可能な光回線がおすすめです。

 

オンラインゲームやデイトレードをする場合

光回線はWiMAXなどのモバイル回線と比べ安定性があるところがメリットです。

WiMAXでもゲームなどを利用すること自体はできますが、3日間で10GB以上使用すると速度制限がかかります。

3日間で10GBを超える使い方をすることは少ないかもしれませんが、制限がかかると通信速度が最大1Mbps程度になってしまうため、安定した通信をするには光回線を選ぶほうが良いといえます。

なお、光コラボでも「OCN光」や「OCN for ドコモ光」については極端にデータ通信量の多いユーザーに対して回線輻輳時に速度制限をかけるとしています。ただし、極端な利用をしているごく一部のユーザーに対して輻輳時のみ制限をかけるということなので、一般的な使い方をしている場合はほとんど影響はないと思われます。

 

ひかり電話を使う場合

WiMAXでは固定電話のサービスを利用することができませんが、光回線の利用があればひかり電話をオプションとして利用することが可能です。

光コラボレーション事業者との契約をしていれば、インターネット+500円の基本料金(+工事費・通話料)でひかり電話を利用することができます。

 

 

引っ越しをする機会が少ない場合

WiMAXと比べた時に光回線を使うデメリットとなることとして、利用場所を変更すると移転手続きや工事が必要という点があります。

この場合には、工事費用(場合によっては立会工事や日程調整)が発生することに加えて、すぐにインターネットを使いたくても利用できない期間が発生する可能性があります。

そのため賃貸住宅で引っ越しを頻繁にするという場合にはWiMAXのほうがメリットが大きいかもしれませんが、転居する機会が少なく同じ場所で長く使用するのであれば光回線を選ぶほうが良いといえます。

 

まとめ

光回線とWiMAXは、どちらも使い放題で日常使いに十分な高速通信が利用できるところは共通していますが、その他の特徴には大きな違いがあります。

そのため、利用する用途や環境などに応じて適した回線を選ぶことが必要です。

もしどちらのサービスを利用するか迷っているという場合には、「家族との同居か一人暮らしか」「転居が多いか少ないか」「外出先でモバイルルーターの利用が必要か」などの点を踏まえて、適した方のサービスを選ぶと良いかと思います。

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