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メールアドレスを取得する手段には、主に「Gmailなどのフリーメールアドレス」「docomo.ne.jpなどの携帯電話キャリアのメールアドレス」また「インターネットプロバイダから提供されるメールアドレス」があります。
それらの中でも最近ではフリーメールアドレスが多く利用されていますが、光コラボレーション事業者のサービスを利用する場合には、メールアドレスを1つ(もしくはそれ以上)無料で利用できる場合が多いです。
プロバイダのメールアドレスは基本的な部分は無料でもある程度のセキュリティ機能が付いていますが、有料でメールアドレス・メールボックスや他の機能を追加するなど、必要に応じてさまざまな使い方ができます。
そこで、この記事では光コラボレーション事業者の提供するメールアドレスではどのような機能があるのか、また利用するサービスを選ぶ上でポイントとなる点をまとめました。
光コラボレーション事業者のメールサービス比較とサービスを選ぶポイント
光コラボレーション事業者のサービスを利用する場合には、上述したように、メールサービスを標準で利用することが多いですが、それらのメールアドレスは「送信時のウィルスチェックや迷惑メールフィルターといったセキュリティが標準装備されている」「POP3方式のメール受信やWebメールの利用が可能」といった点はほぼ共通しています。
ただし、どのサービスでも条件がほとんど同じということではなく、「メールボックスの容量」「メール1通あたりの最大容量」など、基本的な仕様は事業者によって違いがあります。
それでは、まず光コラボレーション事業者が提供するメールサービスはどのようになっているのか、主なサービスの仕様について以下に見ていきます。
主な事業者のメールサービス比較
主な光コラボレーション事業者の提供するメールサービスの基本的な仕様は以下のようになっています。
無料で利用可能なアドレス数 | メールボックス容量 | メール転送サービス | ウィルスチェック (送信時) |
ウィスルチェック (受信時) |
Web メール |
1通辺りの受信メール容量 | 1通辺りの送信メール容量 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OCN光 | 1 | 1GB | ○ | ○ | ○ (1アドレス200円) |
○ | 100MB | Webメール使用時 100MB 上記以外は10MB |
ぷらら光 | 1 (フリーチケットを使って6アドレスまで無料で追加可能) |
2GB | ○ | ○ | ○ (200円) |
○ | 制限なし | 20MB |
ビッグローブ光 | 5 (家族会員を含む) |
5GB | ○ | ○ (300円) |
○ | 100MB | 100MB | |
So-net光コラボレーション | 4 (ファミリーパックの追加IDを含む) |
無制限 |
○ | ○ (150円) |
○ (150円) |
○ | 20MB | 20MB |
@nifty光 | 1 | 5GB | ○ (無料で2ヶ所まで転送可) |
○ (200円) |
○ | 20MB | 20MB | |
U-NEXT光 (U-Pa!利用時) |
1 | 5GB | ○ | ○ | ○ | ○ | 100MB (ウィルスチェック機能有の場合は25MB) |
100MB (ウィルスチェック機能有の場合は25MB) |
サービスを選ぶ時のポイント
それでは、次にプロバイダのメールサービスを選ぶ上でのポイントとなる点について説明します。
取得できるメールアドレス数
上の表にあるように、無料でメールアドレスが取得できる数としては1つの場合が多いですが、家族会員を含めて複数取得できるサービスもあるなど、プロバイダによって異なります。
(ただし、有料であればほとんどの事業者でメールアドレスやメールボックスを複数使用することが可能です)
とはいえ、上記に挙げていないサービスの中には標準でメールアドレスを提供していない場合もあるため、メールアドレスを利用したい場合には希望するサービスがどのような扱いになっているかを事前に確認しておく必要があります。
メールボックス・送受信時の容量
またメールアドレスの数以外に、メールボックスの容量やメール送受信時におけるメール1通あたりの容量といった条件もサービス毎に異なります。
たとえば「重たいファイルを添付するなど容量が大きなメールのやり取りが多い場合にはメールボックスや送受信時の容量が大きいサービスを選ぶようにする」など、利用の仕方によっては、これらの点もあらかじめ確認した上でサービスを検討する必要があります。
メールウイルスチェック
プロバイダの提供するメールアドレスは、送信時のメールウイルスチェックが標準で付いている場合が多いですが、受信時のメールウイルスチェックについても、たいてい有料のオプションとして提供されているため、必要に応じて併せて利用することができます。
もしくは、送信時のウィルスチェックなどと併せてセット料金で割安に利用できる場合もあるので、そうしたサービスの利用を検討しても良いかもしれません。
まとめ
光コラボレーション事業者のサービスを選ぶ際には、利用料金も重視するポイントになりますが、どんな使い方をしたいかが明確な場合にはそれに合ったサービスを選ぶ必要があります。
インターネットが利用できれば良くメールアドレスの利用は考えていないという場合もあるかと思いますが、何らかの目的でプロバイダのメールアドレスを使用したいという場合には、サービス毎に利用できる条件やオプションを付加する料金などはさまざまなため、検討しているサービスで自分の希望にあった使い方ができるかどうかを事前に確認しておくと良いかと思います。