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ドコモ光「タイプCプラン」とは?サービス特徴と光コラボとの違い

【この記事の所要時間:約 5 分】

ドコモ光には、NTT東西の光回線卸を利用した「タイプA・タイプB・単独プラン」がありますが、それに加えてCATV事業者の光卸を利用した「タイプCプラン」も提供されています。

タイプCプランについては、サービスを提供するCATV事業者が限られているため、実質的に現時点で利用可能となるのは一部の地域のみとなりますが、エリア内に在住しているドコモユーザーには使い方によっては同プランの利用により携帯電話の料金が割安になる可能性があります。

そこで、今回の記事ではドコモ光タイプCプランとはどのようなサービスか、サービスの特徴となる点や光コラボ(タイプAプラン)との違いについてまとめました。

 

ドコモ光 タイプCプランのサービス特徴・光コラボの違い

それでは、以下にドコモ光タイプCプランの特徴や光コラボとの違いについて説明します。

 

CATV事業者の光回線卸サービス

タイプCプランは、ドコモと提携しているCATV事業者が提供する光回線(最大1Gbps)とプロバイダサービスをセットで利用することができるサービスです。

タイプA・Bプランのように、NTT東日本・西日本が提供する光回線卸(光コラボレーションモデル)を利用したものではありません。

そのため、たとえばすでにタイプCに対応したCATV事業者を使ってインターネットを利用している場合には、工事・使っている機器の変更・違約金が発生することなく、ドコモ光タイプCプランに転用するということが可能になります。

CATV事業者が提供しているインターネットサービスには、「auスマートバリュー」や「おうち割 光セット」に対応している場合があり、それらの割引を適用してauやソフトバンクの携帯電話料金の割引を受けることができることもありますが、ドコモユーザーの場合にはドコモ光タイプCプランを利用することで割引を受けることが可能になります。

 

利用可能なエリア

ドコモ光タイプA・B・単独プランについては、全国のフレッツ光ネクスト対応エリア(ただしプロバイダによっては地域を限定している場合もあり)で利用することができます。

ただし、ドコモ光タイプCプランは、提携している事業者それぞれのサービスエリア(三重県鈴鹿市や四日市市・いなべ市・桑名市など)において利用することが可能となっています。

なお、2017年11月現在では、ドコモと提携しているCATV事業者は4社(CNS・CTY・KCN・NTC)となっています。

 

電話・テレビサービスの利用

タイプCプランでは、インターネットと併せて各CATVから提供されているメールアカウントやホームページサービスなどの独自サービスを利用することが可能です。

また、CATV事業者側で提供している電話やテレビサービスを利用することが可能で、その場合にはテレビ・電話・インターネットのセット割も適用することもできます

ただし、ドコモ光の他のプランで利用可能な「ドコモ光電話」や「ドコモ光テレビオプション」およびNTT東日本・西日本が提供するフレッツ光オプションといったサービスについては、フレッツ光を利用した光回線ではないため利用することができません。

 

利用料金・セット割

次に、タイプCプランの利用にかかる主な費用や料金についてですが、契約事務手数料や月額料金・違約金については、以下のようになっています。

サービス名 契約事務手数料 月額料金(2年契約時) 解約時の違約金
戸建タイプ 3,000円 5,400円 13,000円
集合タイプ 4,000円 8,000円

ちなみに、上記の金額はドコモ光タイプAプランと同じになっています。

また、タイプCプランは、他のプランと同様にドコモの携帯電話とのセット割を利用することができるようになっているため、携帯電話の契約プランにより500円~3,200円の割引が適用されることになります。

また、2年契約をした場合の解約時の扱いについてもタイプA・Bプランと同様で、契約更新月以外にドコモ光を解約すると違約金が発生するようになっています。

なお、月額料金だけで比較すると、CATV事業者が提供する1Gbpsのインターネットサービスよりもドコモ光タイプCプランのほうが割高になる場合があります。(つまり、CATV事業者のインターネットからドコモ光タイプCに転用すると料金が上がる可能性がある)とはいえ、携帯電話の契約プランによっては、セット割を適用することで総合的には割安な料金で利用できる可能性もあるため、どちらが料金的にお得かは個々のケースによって異なります。

 

 

光コラボ(タイプAプラン)との違い

「ドコモ光タイプCプラン」と光コラボである「ドコモ光タイプAプラン」を比べた場合、月額料金や違約金の条件には違いがありませんが、主に以下のような点で違いがあります。

  • インターネット回線に「NTT東日本・西日本」もしくは「CATV事業者」どちらの光回線卸を利用するか
  • 対応エリア(ドコモ光タイプAプラン:フレッツ光ネクスト提供エリア、タイプCプラン:各CATV事業者のサービスエリア)
  • プロバイダサービス(タイプCではCATV事業者の提供するプロバイダサービスを利用。タイプAプランを利用する場合は提携プロバイダとなっている19社から選択が可能)
  • 付加することができるオプションサービス
  • CATV事業者側のテレビ・電話とのセット割適用可否(ドコモ光タイプAではCATV事業者のセット割は適用できない)

それぞれドコモ光のプランの一つとなっていますが、根本的に異なるサービスのため、どちらを利用する場合にもメリット・デメリットとなる点があります。もし利用を検討する場合には、どのような使い方をするかによって比較検討すると良さそうです。

 

 

まとめ

以上、ドコモ光タイプCプランについてまとめました。

タイプCプランは、たとえばドコモと提携しているCATV事業者のインターネットサービスをすでに使っていて、なお且つ携帯電話にはドコモを使っているという人とっては、ドコモ光タイプCプランに転用することでセット割が利用できるようになり、料金面でお得になる場合があります。

ただし、光電話やテレビオプション、またNTT東日本・西日本が提供するオプションサービスは利用することができないため、もしそれらを利用したいというのであればタイプAなどの別のプランやサービスを検討する必要があります。

利用を考える場合には、どのような使い方をしたいかによって、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら検討してみると良いかと思います。

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