2016年6月までの光コラボレーションの現況

【この記事の所要時間:約 7 分】

人によってもさまざまですが、引っ越しをする際やプロバイダや携帯電話の契約更新を迎える時など、何らかのきっかけで固定回線を新しく契約したり既存の回線を見直そうと考えたりするタイミングがあるかと思います。

そんな時には光コラボレーション事業者への新規加入や転用を検討することも選択肢の一つとなります。

ただ光コラボレーションモデルを利用した光インターネットは、開始してから一年以上が経ったとはいえ、加入状況や認知度はそこまで高いとはいえないようなので加入を考えるにあたっては、実際の通信速度や評判など利用における良し悪しが気になるものです。

速度や使い勝手は個々の環境や状況によって条件はさまざまなのでひとくくりにできない部分もありますが、どれくらいの人が使っているのかや通信速度がどの程度出ているのかが確認できると参考になる点があるかと思います。

そこで、現時点で確認できる直近の光コラボレーションモデルの契約数や通信速度に関する情報についてまとめてみました。

 

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光コラボを利用した光アクセスサービスの契約状況

それでは、まず光コラボレーションモデルを利用したインターネットの契約状況についてみていきます。

この記事に記載する契約にかか件数やシェアの割合などについては、NTT東西公式ページに掲載のお知らせおよびMM総研の発表した調査結果を参考にしています。

 

NTT東西における契約状況

NTT東西公式ページに掲載されている「お知らせ」によると、光コラボレーションモデルを利用した光アクセスサービスの契約数は下記のようになっています。

  • NTT東日本 3月23日に300万契約突破(事業者数300社)
  • NTT西日本 6月3日に200万回線を突破(事業者数は290社)

光コラボレーションモデル開始時から見ると、回線数・事業者数ともに右肩上がりで増加しており事業者数は約5倍ほどになっています。

事業者数はNTT東日本・西日本で共通する企業もあるため実際には400を超える程度かと思われますが、それだけの事業者がサービスを提供しているということは利用者の選択肢がかなり多い状況といえます。

 

FTTHにおける光コラボのシェア

上記は光コラボにおける契約数や事業者数単体で見た場合の情報になりますが、もう少し枠を広げてみて、FTTH全体の中での光コラボレーションの割合がどの程度になるかというところではMM総研の調査結果が参考になります。

ブロードバンド事業者の加入調査(2016年3月末時点) -株式会社MM総研

この調査について簡単にまとめてみると下記のような状況です。

 

光コラボレーションモデルを活用した光アクセスの加入件数・シェア

  • 加入件数 469.1万件
  • FTTH全体で見た時の割合 16.8%
  • NTT東西の中での割合 24.4%

※2016年3月末時点

FTTH全体の中で見ると3月末時点で16.8%ということで、auひかり(13.5%)を若干上回っている割合になっています。なお2015年9月末における調査ではFTTH全体の中で1割未満のシェアという状況でしたので、そこから半年で倍近くにシェアが伸びているようです。

 

 

事業者のシェア

次に、光コラボレーション事業者の中でのシェアについてです。

トップは前回の調査結果と変わらずドコモ光がシェア1位となっています。2位はSoftBank光で、携帯電話キャリアが1・2位を占めているという状態です。(ちなみに、ドコモ光は2016年6月22日に契約数200万件を突破したことを発表しています)

またそれ以降の3位から10位までには大手プロバイダなどが含まれ、上位10社の事業者で光コラボレーション全体の9割を占めている状態となっています。事業者数は多くても、ごく一部の事業者に集中しているというのが実情のようです。

 

加入者傾向

光コラボにおける新規開通・転用の割合は2015年9月時点では転用が9割という状態でした。それが、2016年3月時点において2015年度の累計として見ると転用が8割を切りるようになったようです。

まだ転用が大半を占めている状態ではありますが、新規契約がわずかに上昇傾向にあるようです。

 

通信速度計測サイトによる集計結果

インターネットを利用する上でおそらく最も重要になるのが通信速度です。

いくら料金が安かったとしても、速度が遅くて使いたい時に利用できないということがあっては固定回線の意味がありませんし利用者には不満が募ります。

光コラボレーション事業者に関するネットでの口コミを見ると勧誘に関するトラブルが多いようですが、中には転用してから通信速度が遅くなったという声も見られます。

通信速度が極端に遅くなるのは当然ながら困る場合が多いかと思いますので、利用を考える上でネックとなる要因の一つといえそうです。

ただ速度については、利用者の個々の環境などによって変わってくるところもあるためどの事業者であればどの程度の速度が出るということは一概にはいえませんが、通信速度がどのくらいかを参考にしたいなら「RBB TODAY」の通信速度計測サイト(RBB SPEED TEST)を参照の一つにしてみると良いかもしれません。

 

RBB SPEED TESTとは

株式会社イードの提供するITニュースサイト「RBB TODAY」の通信速度計測サービスで、PC向け速度計測サービスとAndroid・iOS版の速度計測アプリを提供しています。

アプリやPCサイトを用いて、現在地の郵便番号・回線・ISPなどの情報を入力し通信速度計測ができるようになっています。

 

RBB TODAY SPEED TEST 2015

「RBB SPEED TEST」の一年間の集計結果を元に実測値の早いサービスを表彰する「RBB TODAY SPEED TEST」というものがあります。

この表彰の2015年についての結果については下記のようになっています。

  • パソコン計測 光コラボレーション部門 最優秀賞 So-net光コラボレーション
  • パソコン計測 光コラボレーション部門 優秀賞 DTI光
  • スマートフォン計測 固定回線Wi-Fi 光コラボレーション部門 最優秀賞 @T-COMヒカリ
  • スマートフォン計測 光コラボレーション部門 優秀賞 SoftBank光

RBB TODAY SPEED TEST

 

通信速度詳細

表彰結果の元になっている各事業者の通信速度平均値は下記のような状態です。

So-net光コラボレーションDTI光@T-COMヒカリSoftBank光
通信速度平均値下り230.05MB224.64MB85.21MB80.04MB
上り230.07MB282.14MB39.80MB78.47MB
計測件数2,918件614件1,731件37,624件

各事業者における契約数の違いが影響してか速度件数は事業者ごとに差がありますが、通信速度の平均値として上記の数値を見ると悪くない結果といえるのではないでしょうか。

ただ上記は昨年1年間の集計によるものです。直近の情報を見たい場合は「RBB SPEED TEST」のサイトからランキング形式で結果の一部を確認することができます。

スマホ・PCの通信速度ランキング|RBB SPEED TEST

 

6月24日時点の通信速度平均値

ちなみに、6月24日現在の同サイトにおけるパソコンでの計測結果を確認してみたところ下記のような状態でした。

 

直近1ヶ月間/直近1週間における平均値

1位 @T-COMヒカリ (直近1ヶ月の平均値)304.4MB

2位 SoftBank光   (直近1ヶ月の平均値)115.5MB

3位 ドコモ光    (直近1ヶ月の平均値)114.3MB

3位までの結果は上記のとおりですが、10位までの順位にはSo-net光コラボレーションやDTI光も入っています。ただ日別のランキングで見ると中には一桁しか出ていない事業者もありますので、加入を考える場合には計測結果をたびたびチェックみると良いかもしれません。

 

まとめ

光コラボレーションモデルを活用した光アクセスの存在で、利用者の固定回線を選ぶ選択肢は広がりました。

とはいえ現時点では契約は一部の事業者に偏っていることや勧誘による加入のトラブルが多いことからも、多くの事業者が提供するサービスから自分に合ったところを選ぶというよりも、あまりサービスについてよく分かっていないまま加入してしまっている人も多いかもしれません。

ただせっかくお金を払って利用するのであれば、きちんと満足して利用できるサービスを選ぶに越したことはありません。開始してから少し時間が経ったということで、通信速度や加入後の対応などに関する情報を集めやすくなってきている部分もありますので、利用を検討する場合にはそれらを判断材料として活用すると良いかと思います。

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