「ひかり電話」の特徴とメリット・デメリット・加入電話との違いなどのまとめ

2017年6月16日

【この記事の所要時間:約 5 分】

目次

光コラボレーション事業者の提供するひかり電話

以上の部分ではNTT加入電話とひかり電話の違いやメリット・デメリットについて挙げてきましたが、次にNTTと光コラボレーション事業者の提供するひかり電話について見ていきます。

ひかり電話は、NTT東日本・西日本と同様に光コラボレーション事業者からも提供されています。サービス内容や料金はほとんどNTT東西と同じですが、事業者によっては一部違いがある場合があります。

 

光コラボレーション事業社 VS NTT ひかり電話サービスの違い

まず、光コラボレーション事業者の提供するひかり電話サービスとフレッツ光のひかり電話について、基本的な部分を比較すると以下のようになります。

光コラボレーション事業者 フレッツ光
基本利用料  500円
※事業者によって異なる場合あり
 500円
通話料  8円/3分
※事業者によって異なる場合あり
  8円/3分
申込方法 ホームページ・電話・店頭など
※事業者により異なる
ホームページから申し込み可
番号ポータビリティ
※NTT東西の加入電話・ISDNで取得した番号
※加入電話は休止または契約解除する必要あり
 可
※NTT東西の加入電話・ISDNで取得した番号
※加入電話は休止または契約解除する必要あり
ひかり電話エース  月額1,500円
※480円分の無料通話と6つのオプリョン(ナンバー・ディスプレイ、キャッチホン、ボイスワープ、ナンバー・リクエスト、迷惑電話お断りサービス、着信お知らせメール)を利用可能
※サービス名や料金などは事業者により異なる
 月額1,500円
※480円分の無料通話と6つのオプリョン(ナンバー・ディスプレイ、キャッチホン、ボイスワープ、ナンバー・リクエスト、迷惑電話お断りサービス、着信お知らせメール)を利用可能
安心プラン・もっと安心プラン 利用不可
※転用の場合は基本プランまたはひかり電話Aへのプラン変更が必要な場合あり
利用可
テレビ電話チョイス定額 利用不可
※テレビ電話の利用は従量料金となる
月額500円で利用可能
※事前に登録した2つの電話番号へ1回30分までのテレビ電話利用が可能

上記のように、NTT東西と光コラボレーション事業者のひかり電話には、利用できるプラン・オプションに違いがあるほか、基本料金や通話料が違ってくる場合もあります。

業界最安値の光コラボレーションサービス

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ひかり電話にかかる料金はNTT東西と同様に基本利用料月額500円・加入電話宛て通話料金8円/3分という場合が多いですが、光コラボレーション事業者のサービスの中には、「基本利用料400円」「ひかり電話エースに相当するプラン1,400円」などの金額で提供されている場合もあります。

固定電話をよく利用する場合には、それらの事業者が提供しているサービスを選ぶと良いかもしれません。

 

番号ポータビリティの利用についての注意点

フレッツ光でひかり電話を利用している場合、光コラボレーション事業者のサービスに転用しても、番号ポータビリティを利用して同じ電話番号を利用することが可能になっています。

ただし、転用後の光コラボレーション事業者を解約して他の事業者と契約、または再びフレッツ光を利用する場合は、状況により同じ電話番号を利用することができない場合があります。

光コラボレーション事業者を解約後も同じ電話番号が利用できるかどうかは、番号をどこで取得したかによって違ってきます。

 

加入電話で利用していた電話番号

NTT加入電話で利用していた電話番号は、光コラボレーションを解約後、加入電話に番号ポータビリティをすることで同じ電話番号を引き続き利用することが可能になります。

 

ひかり電話を契約後新たに取得した電話番号

光コラボレーション事業者(またはNTT)のひかり電話に契約して取得した電話番号は、解約後に他社で使用することはできません。

そのため、解約後は固定回線の電話番号が変わることになります。

 

加入電話の休止期間更新

NTT加入電話の電話番号を番号ポータビリティでひかり電話に移行する場合は、加入電話の利用休止手続きが必要です。

NTT東日本の場合この利用休止期間は5年間となっており、5年を経過すると更新が必要とされています。

(更新しないと契約解除したものとして扱われることになります)

加入電話の休止には工事費として2,000円(ただし工事内容にもよる)がかかります。

 

まとめ

ひかり電話は、「通話品質が加入電話と比べてほとんど遜色ない」「月額500円の基本利用料で固定回線を維持できる」また「電話回線を新設する場合にも加入電話のような高額な費用がかからない」という点でメリットの大きなサービスです。

ただし、ひかり電話の利用を考える場合には、後のリスクを避けるためには番号ポータビリティや停電時の利用にあらかじめ注意しておくと必要があります。光モバイルバッテリーの対応機器であればモバイルバッテリーを使用できるようにしておく、スマートフォンを子機として利用できる状態にしておくなどのことをリスク対策として準備しておくと安心できそうです。

また、ひかり電話の契約を検討する際に、「固定電話をよく使用する予定ならば光コラボレーション事業者のサービスで料金が他社よりも割安なところを選ぶようにする」、もしくは「インターネットを利用しないのであればドコモ光ミニのような2段階定額サービスを検討する」などすると、用途に合った使い方ができるかと思います。

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